木もれ陽ベンチ

神奈川県川崎市在住の70代後半男性。栃木県那須町の高齢者住宅「ゆいま~る那須」を契約。90代後半の母の介護があり完全移住ではありません。現在は別荘気分で使用しています。

【第80回】尻目づかいで

春です。暖かいです。ついこの間までの寒さが嘘のような陽気です。この暖かさが実感できるのは、台所仕事をしている時です。特に野菜や果物を洗ったりしている時に。味噌汁の実である野菜を準備している時は、どうせ煮込むので、湯沸かし器のお湯で洗います…

【第79回】株の動きに動かされ

3月4日月曜日のことでした。食事をしながらいつものようにテレビでニュースを見ていました。なにやら大声で騒いでいる様子です。一体なんだろうと、改めて見てみると、日経平均株価が40,000円を突破したという知らせでした。株を扱っている関係者たちが歓…

(第78回)イライラ解消法

「政・官・財の、なりふりかまわぬ不祥事が相ついだ年だった。自分のことしか考えていない、節操のない政治家。自分の欲得、自分の会社のことしか考えていない経営者。そして、誇り高き官僚だったはずの人たちまでが、利権を懐に、すっかり志を失っているか…

【第77回】 ほろ酔いで聞きながら‥‥

この年末年始の間、ゆいま~る那須に5泊6日の滞在をしました。新ハウス長と副ハウス長とは初めての対面となりました。お二人とも気軽に声をかけて下さり、とても親しみやすい感じでした。また長い間療養されていたスタッフの方も復帰されて、久しぶりにお…

【第76回】 作家・遠藤周作生誕100年 

先々週の土曜日、東京都町田市にある町田市民文学館に行ってきました。「作家・遠藤周作展」を見るためです。遠藤周作は今年生誕100年を迎えたとのこと。氏は20余年のあいだ町田市玉川学園に住み、町田市とは大変縁のあった作家だそうです。後年氏の蔵書を寄…

【第75回】お店選び

早いもので今年も残りひと月となりました。ついこの間まで暑い暑いと叫んでいたと思ったら、もう暖房器具が手放せないこの頃です。一体秋はどこに行ってしまったのかという思いです。暑からず寒からずの、季節の中で最も心地良いあの秋がです。 極端に言えば…

【第74回】ほどほどで良し

以前(第71回目です)述べたように、わが家の外壁塗装工事が始まりました。25年前にも外壁塗装工事をしたのですが、いろいろ環境が変わりました。一番変わったのは敷地の西側にあった道路がなくなったことです。そのために作業者の出入りが不便になりま…

【第73回】近所で見つけたカラオケ店

先月の中頃でした。朝刊を広げたら、近隣の美味い店を紹介するチラシがあり、「焼き鳥屋」が載っていました。別に珍しいことでもないので、そのまま捨てようとしました。その時、その店の開店時間に目が止まりました。午前11時半から営業と書いてありまし…

【第72回】「那須まちづくり広場」を見学して

今月の14日から19日の間、ゆいま~る那須に滞在しました。出発する2日ほど前から台風7号が接近してきました。直撃すると新幹線もストップする大型台風です。運よく関東・東北地方は逸れてくれました。 出発当日、晴れていると思ったら急に大雨になり、…

【第71回】足場が足掛かりとなって

以前、わが家の外壁塗装を検討していることを述べました(第67回目です)が、結論として実施することにしました。今年の10月中頃を予定しています。そして業者の方とお話していく中で、外壁塗装をする上でひとつ困った事が分りました。工事に必須な足場…

【第70回】母の要介護度と給付サービス

以前から、「あったらいいな」と思っていた物がありました。座ることで正しい姿勢をケアするというシートです。普通の椅子に乗せて使用します。そのシートに座ると腰全体が包まれるような感じになります。腰が本来の正しい位置になるようにカーブがついてい…

【第69回】白河の街を散策

5月1日月曜日。この日はゆいま~る那須へ行く日でした。5日間ほどの滞在です。その1日の明け方4時頃でした。階下で寝ている母親から呼び鈴がなりました。(1階で寝ている母が急な用事があった時、2階で寝ている私共に伝わるよう、母の枕元と2階の間…

【第68回】時は金なり?

新聞に目を通していたら、「昔懐かしいカラオケスナック」という文字が飛び込んできました。カラオケの好きな私は興味を持って、早速読んでみました。浅野素女さんという人の記事です。普段はフランス住まいだが、たまたま日本に滞在した時、友人にカラオケ…

【第67回】 わが家の厚化粧  

昨27日の東京新聞朝刊に、「八重洲ブックセンター本店が今月末で営業を終える」という記事が、一面に大きく載っていました。このブックセンターには思い出があります。あれは10年ほど前のことです。三菱一号館美術館が古風なレンガ造りの建物だと聞いて…

【第66回】奥深い「絶望名言」

NHK放送番組に「ラジオ深夜便」があります。その中に「絶望名言」という月に1回のコーナーがあり、私はそれを聞くのを楽しみにしております。ただ午前4時から始まるので、そんな時間帯には起きていられない為、いつも録音しておいて昼間に聞いています…

【第65回】年が明けて‥‥

早いものであと2日もすれば2月になります。今年の冬は例年になく寒く感じられ(年のせいでしょうか)、春が来るのが待ち遠しいです。それにしてもだんだん年賀状の数が減っていくのが淋しいです。亡くなった方、喪中の人、高齢になったので年賀状のやり取…

【第64回】厄介な性分

このブログの第61回で、私の母親の両脚に水ぶくれや内出血が出来てしまい、包帯を巻いていることを述べました。早いものであれから3カ月が経ちました。毎晩シャワーを浴びた後に薬を付けた甲斐があり、内出血の方は大分腫れが引いてきました。水ぶくれの…

【第63回】 夕食のおかず

なんと美味しいのでしょう。なんと旨いのでしょう!おかずなんか要りません。お新香と味噌汁があれば充分です。さらに焼き海苔や秋刀魚などを添えれば、これはもう贅沢というものです。日本人に生まれて良かった。日本人バンザイ!‥‥‥と、思わず独りごちして…

【第62回】 高価でも買わねばならぬ必需品

もうすっかり秋です。ついこの間までの暑さが嘘のように、朝晩は冷え込みます。新型コロナウイルスの感染率も、一時期に比べずいぶん低くなりました。そうした中、政府はマイナンバーカードへの登録をするとポイントがもらえると、盛んに宣伝しています。最…

【第61回】 椅子の脚に包帯を  

私の母は先月96歳になりました。以前(80歳頃)から足が弱く、自力で歩くのがままなりません。それでも手すりや物に掴まって、なんとかトイレには行けます。椅子に座って台所の流し台に向かい、糠みそ漬けや果物の皮むきくらいは出来ます。何よりも認知…

【第60回】居室で献杯

このお盆には、恒例のごとくゆいま~る那須に行ってきました。4泊5日です。新型コロナウイルス感染者が相変わらず増え続けている中でしたが、交通機関も平生と変わりなく運行され、また行動規制もなく安堵しました。 実はゆいま~る那須へ行く前に、ちょっ…

【第59回】久しぶりの芝居見物

ようやく下降線をたどるかにみえた新型コロナウイルス感染ですが、7月になってから急激に増加しました。1日の感染者が東京都では3万5千人超え、私が住む神奈川県では1万5千人超えです。昨年のこの時期と比較すると、10倍ほどの感染者数です。数字だ…

【第58回】探し物はどこですか

私のところにもいよいよ届きました。新型コロナウイルスワクチンの4回目接種券。幸い徒歩5分くらいの町医院でワクチン接種が出来き、3回目からはそこにお願いしてきました。 さっそく申し込もうと、パソコンで予約サイトへ。指定されたログインIDとパス…

【第57回】何か予定があるということ

ふた月前までは寒さに震えた日があったというのに、この頃では夏を思わせるような暑い日があります。よく言われることですが、本当に春が短くなったと感じます。寒暖の差が激しくなってきました。 それでも、外に出て初夏の陽射しを浴び、吹き来る風に身を任…

【第56回】持つべきものは友人

その内に、その内にと言いながら、中々会えなかったTさんとようやく会うことが出来ました。Tさんと私は、昭和41年4月、共に高卒で靴メーカーに就職した同期生です。現在75歳でいわゆる団塊世代のはしりです。 私たちが入社した頃は、世の中まさに高度…

【第55回】フンガイ

春です。桜も咲き、日いちにちと暖かくなってきます。新型コロナウイルスも以前のような猛威もなく、外出や人との交流にも少し幅が出てきた感じです。これでロシアによるウクライナ侵攻さえなければ‥‥と、ニュースを見聞するたびに、決して明るくはなれない…

【第54回】梅が香や

ようやく春の兆しが見えてきました。空を見ると少し眩しいほどの陽のひかりです。それにしても今年は例年になく寒い冬でした。加えて新型コロナオミクロン株の感染者が増えて、いっそう寒々しく感じる日々でした。できるだけ外に出たくない、家に居たい。そ…

【第53回】 1枚のレコード  

一時は収束に向かいつつあるかと思った新型コロナウイルスが再び猛威を振るっています。昨21日には首都圏など13都県でまん延防止等重点措置の適用が始まりました。さらに追加要請があり、全国の半数超が対象地域に入る見通しと報道されました。月に行ける時…

【第52回】 楽しみな大晦日

年の瀬です。74歳で年金暮らし、ほとんど家の中にいる私には、年末だからと言って特にこれをしなければならないものがある訳ではありません。毎月の末とそんなに変わりません。しかし師走という文字を見ると、何か気忙しい思いがしてくるのは何故でしょう…

【第51回】万歩計1万を超す

早いもので、今年もあとひと月ちょっとで終わります。この1年、新型コロナウイルスに振り回されていたようなものです。人にも会えないし、行動も制限されました。私のように殆ど家の中で過ごす者でもそう感じました。ましてや活動的な方々はさぞつらかった…